蒲蒲線が実現しない理由

かつて蒲田に住む化物がいて、悪しき力でこの辺り一帯を支配していた。

ある時、神通力を授かった若者が化物の首と胴体を切り離し、ちょうどJR蒲田駅京急蒲田駅の辺りに封じた。

 

そして現代。化物は封印されたままだが、密かに近隣住民の無意識に働きかけ、首と胴体を繋げて復活するために蒲蒲線を繋ごうとしている。

それでも封じた力はいまだ健在であり、それが実現しないように働いている。そのため、蒲蒲線の計画が浮かんでは消えている。

 

蒲田に住む人は化物の影響で無意識に蒲蒲線の実現をを望むが、それが自らを破滅に追いやることになるとは気付かないのだ。